しわには種類がある事を知っておく
肌老化が進むと、顕著に現れるのが顔面のしわやたるみです。
これらしわの原因は、外部的には紫外線によるものであり、内部的には真皮内のコラーゲンの減少によるものです。
コラーゲンは膠原繊維として肌のはりと潤いを保つ働きがありますが、20代を過ぎるとどんどん減少し、40代で新たに作られる事はほとんどありません。
しわやたるみの改善には、このコラーゲンの変性…つまり減少を防ぐことが紫外線対策とともにもっとも重要になってきます。
その際、より効果的にしわの改善を進めるために、しわの種類を知っておく必要があります。
自分の顔にあるしわがどのしわなのか、それを把握して対処しなければ、スキンケアの効果も半減です。
しわの種類は、大きく分けて以下の3つ。
- ちりめんじわ
- 表情じわ
- 真皮のしわ
ちりめんじわは目元などによく見られる浅い小じわですが、乾燥が原因ですので保湿によってすぐに回復します。
表情じわはその名の通り、顔の表情によって刻まれるしわです。
笑いじわなどとも呼ばれます。
また、年齢とともにまぶたの筋肉が落ちるため、目を開くために額の表情筋によってまぶたを釣り上げるようになります。
それによって、おでこにしわが刻まれるようになるのです。
こうした表情じわは、通常は表情が戻れば消えますが、年とともに深くなっていき、真皮に刻まれていきます。
そうしてできるのが、最後の真皮のしわです。
老化によってできるしわとは、真皮に刻まれたしわなのです。
真皮のしわを防ぐには紫外線対策とコラーゲン対策
表情じわによって真皮のしわが刻まれるなら、笑ったり表情を作らないようにすればいい…そう思う方もいますが、それは間違いです。
表情筋と呼ばれるように、顔の表情を作るのは筋肉ですが、筋肉は使わなければ衰えます。
笑顔をやめて能面のように過ごしても、結局はしわやたるみはできてしまいますが、表情筋が衰えればむしろ真皮のしわができるのを早めてしまいます。
笑顔は美人のもとですので、表情を抑えるという対策はむしろ逆効果だと認識しましょう。
それでは真皮のしわに有効な対策とはどのようなものなのでしょうか?
SPF20程度でも構いませんので、夏以外にも外出の際は日焼け止めを塗りましょう。
紫外線は一年中降り注いでいます。
また、くもりの日も降り注いでいますので、日差しの弱い時でも油断しないようにして下さい。
しわの原因はコラーゲンの変質によるものですが、伸びきったり減少したりすることを指します。
コラーゲンは加齢とともに減少しますが、紫外線を浴びることでも変質していきます。
しかしコラーゲンが減少しても、コラーゲンそのものを補う事はできません。
飲んだり塗ったりしても無意味なのです。
そこで大きな効果が期待できるのが、当サイトで一貫してお伝えしているレチノールです。
真皮のしわは目元や口元にできはじめますが、気になりだしたタイミングであればGracieuxのようなアイクリームが効果的で便利です。
しわ対策クリーム【Gracieux(グラシュー)】
すでにしわが進行してしまい、たるみなども気になりだしたならば顔全体に使える美容液でケアしましょう。
b.glenのQuSomeレチノAが人気があり定番ともいえますが、その評価に恥じないだけの効果があります。
ほうれい線などが深くなり、実年齢よりも高く見られるほどにしわが刻まれてしまった場合は、より強力なトレチノインを使います。
これは海外からの直輸入になりますので、オバジのニューダームシリーズなどのように、日本語で使い方やケアなどの方法が書かれているものを選びましょう。
日中はレチノールは使わない
日中は基本的に紫外線対策、レチノールによるケアは夜に行いましょう。
理由は、レチノールは紫外線に当たると酸化してしまうためです。
レチノールは紫外線対策に向かない事はしっかり把握しておきましょう。
また、ソラレンといった成分など、紫外線の作用を高めてしまうものもあります。
これはレモンやパセリに含まれているものですが、紫外線による日焼けを促進する働きがあるので、日中はレモンティーを飲まないようにしましょう。
ビタミンCが豊富な食べ物ですが、意外な落とし穴です。
ソラレンは体内に入って数時間で分解されてしまうので、夜に摂る分には問題ありません。
しわやたるみをさらに効果的に改善したい場合は、週に1回程度でもいいのでピーリングを行いましょう。
また、自宅でできるスキンケアレーザーのような美顔器があると、しわやたるみと同時にしみ対策にもなるので便利です。
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