レチノール 化粧品

20代は「守りのスキンケア」

レチノールの効果を伝えている当サイトですが、誰にでもそれが当てはまるものだとは考えていません。

 

ほかの記事でも書いていますが、20代以下の方にはレチノールはあまり高い効果は発揮しないでしょう。

 

レチノールの効果の最大の特徴は、肌のターンオーバーを正常にし、コラーゲンの生成を促進するというものです。

 

20代前半までは、肌のターンオーバーは28日で正常であり、コラーゲンも2〜6年という非常にゆっくりなスパンですが新陳代謝されています。

 

40代になると、肌のターンオーバーは40日へと遅れ、コラーゲンが新しく作られる事はほとんどありません。

 

このため、レチノールは20代の方には効果が薄く、40代以上の方には高い効果を発揮するのです。

 

では20代の化粧品選びは何を中心にすべきなのでしょうか?

 

これは生まれた瞬間から始まる老化から肌を守るための化粧品を第一に選びましょう。

老化を防ぐために必要な対策

肌老化を防ぐには、紫外線対策肌への栄養補給が不可欠です。

 

紫外線対策は全年代で必要であり、かつ一年を通してすべき対策です。

 

20代であれば、SPF20程度の日焼け止め化粧品を化粧下地に使うくらいの軽い対策で大丈夫です。

 

重要なのは肌の酸化防止と栄養補給ですが、ここで中心となるのがビタミンC誘導体です。

 

レチノールは効果が高い分、肌への刺激が強いため、肌の弱い人には代わりにビタミンC誘導体を勧めていますが、20代のスキンケアではむしろこちらをメインに使っていきます。

 

ビタミンCは高い抗酸化作用を持ち、また抗炎症作用もあるため、老化を防ぐだけでなくニキビの炎症を直したり、しみを消したりといった効果があります。

 

しかし、ビタミンCはそのままですと肌に吸収されにくく、なかなか効果が現れません。

20歳を過ぎたら持っておきたいイオン導入器

ビタミンCを肌に吸収されやすい形に変えたものが、「ビタミンC誘導体」です。

 

そしてビタミンC誘導体をさらに肌に浸透させやすくするために開発されたのが、イオン導入と呼ばれる弱い電流を使った方法です。

 

ビタミンCは水に溶けるとマイナスの電荷を持ちます。

 

これを肌に塗ったあとに、マイナス極の電極を当てれば、マイナス同士反発し、より皮膚の奥へとビタミンCを送り込むことができるのです。

 

なかなか取れないしつこいしみも、イオン導入によってビタミンC誘導体を肌の奥に送り続けると、薄くなっていきます。

 

この方法は、皮膚科の学会でも高い評価を得ている方法です。

 

また、ビタミンC誘導体には厚生労働省が認めた美白効果がありますが、それだけでなくニキビの炎症を抑えたりコラーゲンを増やしてしわを改善するといった効果もあり、イオン導入はそれらの作用をより高めます。

 

肌の弱い人に対して、レチノールの代替手段として提示されることが多いですが、イオン導入を使ったビタミンC誘導体の効果もレチノールに引けを取ることはありません。

 

イオン導入は美容皮膚科で受けることができますが、最近では以下のような家庭用のイオン導入器も増えてきています。

 



 

エステのケアが簡単にご自宅で 15秒イオン導入美顔器

 

少し値段は高いものですが、若いうちにしっかりとしたアンチエイジングの基礎を行い、老化を防止することで、長い目で見れば大きなコスト削減になります。

 

将来への投資と考えて、20歳を過ぎたらイオン導入器をひとつは持っておくことをお勧めします。

 

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